腰の痛み根本改善

腰は身体の要!腰だけに仕事をさせてはいけません!

痛みの部位で一番訴えが多いのが腰ではないでしょうか?一時的に強くなった腰の痛みを改善する事は治療によって、比較的容易だと感じます。治療して腰の痛みが良くなっても、また再び腰の痛みを繰り返したり、常にある一定の腰痛を常時かかえている方も多いと思います。

ギックリ腰

ここでなぜ、腰痛が発生するのかを考えてみます。腰に痛みが出るということは腰の筋肉、関節、腰骨に負担がかかっているということでしょう。それが結果的に、腰に痛みが出たり、脚にしびれが出たり、長く歩けなかったりします。

例えば、ギックリ腰の場合。ギックリ腰が発生するのは中腰の時です。歯を磨こうとして前屈みになった時、床に座って靴下をはく時、起床時に仰向けでまっすぐ起きた時など。腰が丸まっている状態というのは、腰の筋肉、関節、腰骨にかなりの負担がかかっています。腰というものは本来、前方にカーブしているもので腰を丸めると前カーブが消えてしまいます。腰の筋肉の作用だけ考えても、腰をそらす方向(ブリッジ)に筋肉が縮んで力が入ります。腰を丸めると腰の筋肉が伸びる方向(ストレッチ)になります。中腰は筋肉が伸ばされる方向にあるのに、筋肉が反対の縮む方向へ力が入るので、筋肉が悲鳴を上げています。それに関節や椎間板、腰椎にしても腰の前カーブがある状態で機能するように設計されているので、腰がまっすぐもしくは後ろに丸まっている状態で身体を支えるのはたまったものではないでしょう。

なので、根本的に腰の痛みを改善するとなると、中腰の状態をできるだけ少なくする事です。シャワーをする時、靴をはく時、皿洗いをする時、顔を洗う時、農作業をする時、一日の中で中腰になる機会は思った以上に多いはずです。どのようにするかというと、もともとある腰の前カーブを崩さないようにかがむ事です。正しいアドバイスを受けて練習すれば誰でも出来るようになり、腰にかかる負担の違いを実感できます。ここで気をつけることは、腰を反らすことではないということです。腰は無理に反らすと返って痛みが出るので注意が必要です。

デスクワークなどで座る時間が長い方は常時、腰に負担がかかり続けるので注意が必要

もう一つ注意すべきは、強いヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎の変形が進んでいる方はこのポーズをとることが難しい場合があります。一番良いのは、そうなる前に腰の負担をへらし、眠っている股関節、膝関節に体重を分散することです。腹筋や背筋を鍛えると腰が強くなると思っている方もあるでしょうが、その筋肉が上手く使えなければ意味がありません。筋肉を使うよりも、身体を上手く使うことです。

他にも、デスクワークなどで座る時間が長い方は常時、腰に負担がかかり続けるので注意が必要です。この場合も椅子の正しい座り方を覚えるだけで、腰の辛さがずいぶんと楽になります。

腰は身体の要です。間違った腰の使い方を続けると、腰の痛み、腰骨の変形は年齢と共に増していきます。みのり整骨院では、一時的な腰の痛みを取るだけでなく、生涯を通じて腰の痛みを軽減できる生活を応援したいと想っています。

腰の痛みでお悩みの方は、お気軽にご相談ください!